第27回 ツールドおきなわ2015 市民50kフォーティー

6回目のツールドおきなわ。
過去市民210Kを3回、50Kも3回目。今年も市民レース50kmフォーティーに出場。昨年度チャンピオンのゼッケン、3001番で走る。

昨晩はここ数ヶ月ぶりに熟睡が出来た。4:00起床、ホテルが用意してくれた軽食を食べて5:00出発、5:30には名護漁港駐車場へ。まだ暗いので駐車場内で軽くウォーミングアップして6:30に召集場所へ。今日のレースコンディションは例年に比べ抜群に良い。
ここまできたら肝がすわり、あとは自分で決めたストラテジー通りに淡々とこなして行くだけの作業。スタートゲートに着いて過去レースでよくお会いしていたS田さんと談笑させてもらい7:09のスタートを待つ。

photo:Makoto.AYANO
7:09定刻通りスタート。まずはパレードランだが例年通り選手が横から上がってきて集団が落ち着かない。
グリーンフラッグが出てリアルスタート。さっそく3名の逃げが発生、ここでは20番手くらいの位置で走る。集団が落ち着かない序盤はこの位置でも少し危険。まず10K辺りですぐ後ろが落車。15K辺りでも落車あり。序盤は何かあっても対応出来る様に少し車間を開けながら走る。
本部大橋を下って美ら海水族館へ。今年はここでのスプリントポイントは無い。今帰仁村に入った辺りから先にスタートした女子レースの遅れ組が多くなり集団がそれを抜くのにまた落ち着かなくなる。
それにしても今日は暑い。終始喉が渇いて水を口に含む回数が多かった。
今帰仁関門のスプリントポイントでは集団が少しペースアップ。特に狙うつもりも無いので淡々と登るだけ。それにしても今日はいつも以上に出力を出さない様に走っていた。ここまで慎重な走りをすることは滅多に無いが、これは今年一年いろんなレースから学んできたことだろう。
残り10K、海岸線を走り58号の国道へ。このあたりから集団はペースアップする。出来るだけ前方をキープしつつ終始集団の速度を気にしながら走る。なぜならこのあたりから必ず数名の逃げが発生するので、それを追うのか追わないのか、集団の速度と天秤をかけて見極めれるように。
残り5K、旧ジャスコ坂を下ってからは集団も50km/hオーバー。ここからの位置取りはさらに激しい。少しでも前を空けると入り込まれるので前車にベタ付きでポジションをキープする。
残り600m、宮里交差点のカーブは15番手あたりで入る。曲がってすぐに目の前で数台が絡んだのが分かった。この間数秒なのか、数十秒だったか、目の前で一台の自転車が横倒しになった。ギリギリのブレーキングですぐ15cm横をすり抜ける。ここは神がかり的にラッキーであったが、この落車回避のブレーキングで前集団と5mくらいの差が開いてしまった。
まず落ち着いてこの差を埋めて残り400m。空いていた左側道ギリギリから上がって行く。
残り350m、前3名がスプリント開始。キレはいいが付いて行けない事はない。冷静に後ろにはり付いて残り距離の看板を確認しながら確実に勝てるポイントまで待つ。
残り150mでスプリント開始。その瞬間の速度差で勝ちを確信してフィニッシュラインへ。
二連覇達成。

今回は慎重すぎるほどのレース運びだったが、今思えばそれほど勝ちにこだわったんだと思う。もし最後の落車に絡んでいたら危なかったがラッキー的な運もあり、最後まで冷静に走り切れた。
ツールドおきなわ二連覇。さて来年はどうしよう。少し休んでまた来シーズンを考えるとするか。
今シーズンも一緒に走ってくれたサガンメンバーの皆さん、ARCCの皆さん、彩湖練でお世話になるカラーズの皆さん、本当にいつもありがとうございました。
また頑張りますので、引き続き来シーズンもよろしくお願いしますm(_ _)m