ツールド宮古島2018 74km
2018年6月9日。
■結果 準優勝
ツールド宮古島へ初参戦。シーズン前半の大一番、ツールド沖縄の前哨戦的な位置づけとしてしっかりと調整して宮古島入り。当たり前だが空港に降り立った瞬間から暑さと湿気が強烈、また台風の影響で暴風も予想されレースは荒れそうな予感。
これが噂に聞くまもる君か。
今回、ARCCからは重田、山本、戸田、momozoの4名でエントリー。
ツールド沖縄は年代別になってしまうので一緒のカテゴリーで走れるのはなかなか無いチャンス。ちゃんとチーム戦を行い、逃げに乗れたら山本選手、スプリントになったらmomozoで一番を取れるようなレース展開を目指す。
前日、朝一の便で宮古島入り。受付を行い昼食は古謝そばへ。
時折、スコールが降る中、晴れの合間をぬって軽く試走へ。一番重要になるであろうラスト5キロのコース部分だけみんなで事前に展開を合わせておく。
終わってマックスバリューで明日の朝食など買い夜8時には部屋に帰り早めの就寝。沖縄前は緊張して眠れないことも多いが、疲れからか?あっさり就寝。朝4時まで全く目が覚めず目覚めはスッキリと。
6月10日
ホテルを5:15頃に出発し5:30には会場へ。その前に、今日のポイントとなるゴール前ラストのコース部分だけもう一度みんなで合わせておいて今日の風向きなどをチェックしておく。
6時過ぎにはもうこの場所取り。絶妙なタイミングで最前列をゲットできた。
今回事前情報があまりなかったので前日のパンフで選手リストを確認。やはり注意しないといけない選手は昨年チャンピオンの松永選手、沖縄でも強い宇野選手、あとやはりRoppongi EXの2名がチーム戦をしてくるだろうと予想。後手後手に回らないように集団前方でレース展開を確実に見ながら動けるようにしておく。
7:10、ロードレース74kmの部がスタート。パレード終わり直後にチーム光の松野選手と昨年チャンピオンの松永選手がファーストアタック。スタート直後だったのでさすがに集団も容認し次の展開を待つ。
その5分後くらいにチームメイトの山本選手が先頭付近に上がってきて「行ってきまーす」と逃げ2名を追っかけて行った。逃げる予定ではあったがこのタイミングか、、、と内心オカンムリ(怒)。すぐ戻ってきたら後で反省会ものだが、仕方ないのでそこからARCCで集団コントロール。あまり露骨に邪魔は出来ないので適度にローテーションを回していたら、事前情報通りあまり皆さんローテーションを回したく無いのか、いい感じにスピードは上がらず、逃げとの差は最大3分半くらいまで広がったようだ。
その後は逃げメンバーからは松永選手が戻ってきて、先頭は松野選手と山本選手の2名。途中、メイン集団からも5〜6名の逃げの展開は出来たが、それは行かせちゃまずいので戸田選手とmomozoで一定距離以上離れないように、でも少し脚も使って欲しかったのですぐには吸収せず泳がす感じで一定ペースを維持。
その第二グループも前半部分で吸収。そのタイミングでサイタマサイクルプロジェクトの富元選手が単独アタック。今回、展開次第では協調体制の予定だったので再度、集団をコントロールして富元選手をサポートするも程なくして吸収。まあ、ロッポンギ板橋選手も積極的に先頭を引いていたので少しでも脚を削ってもらえれば最後のスプリントので動きに影響するはず。
後半、南海岸部分は1、2分のアップダウン区間が続くコースレイアウト。毎年ここから本格的にレースが展開されるパターンが多いとのことで、やはりこの辺りから松永選手、また地元の沖縄の選手が登りでアタックを仕掛けてくる。しかし松永選手がアタックするとマークがキツく集団全体で潰しに行くのでARCCとしては逆に楽な展開。集団から遅れないように適度に脚を使いながら付いていくだけの作業。逆に板橋選手、遠藤選手は積極的にアタックに対応し一緒に逃げたい感じの動きだったが、集団もそこは行かしたく無いようでペースが上がったり、下がったりで結局アベレージスピードは中々上がらず、ますます逃げ濃厚な展開になってきた。
その間、逃げの2名、松野選手とARCC山本選手は残り15キロほどで松野選手がドロップ、山本選手の単独となっていた模様。
来間大橋付近を通過して残り距離も少なくなる。逃げが濃厚になってきたのでARCCのワンツーフィニッシュに向けて集団スプリントに向けた準備段階へ。
残り5キロの看板からコースも狭く、対向車も多くなり集団は落ち着かなくなる。事前にシュミレーションしていたパターンで山本選手がいないため、富元選手に戸田選手の番手に入ってもらい後は予定通りにスプリントの仕上げだけ。
残り2キロ、先頭はロッポンギ板橋選手、ARCC戸田選手で進む。後ろは番手争いが激しくなって危険な雰囲気に。
最終ポイントはファミリーマートの交差点の下りから左カーブに向けて。予定通り戸田選手に目一杯速度を上げて下ってもらい集団を伸ばしてもらう。先頭は戸田選手、チームKIDSの選手、富元選手、momozoの順番で最速で左カーブに突入。予定通り。
残り1キロ弱、軽い登り部分まで戸田選手に引っ張りってもらい残りベイルアウトで残り500m。この時点でKIDS選手、富元選手先頭だが右大外から宇野選手がアーリースプリントで飛んできたので、右に移動して宇野選手のラインに乗り換える。
残り300m弱、宇野選手が逆に左にラインを変えてペースダウン、若干予定外だったが残り200mまで待ってスプリントタイミングを計っていたら右サイドからなるしまフレンド村上選手が良いスピードで入ってくる。こちらは一瞬スピードが緩んだ状態だったので、そこから第二スプリントで再加速。きわどいタイミングだったが最後はハンドルを投げて何とか先着。
もちろん逃げていた山本選手が優勝、集団スプリントも獲れたのでARCCのワンツーフィニッシュで最高の結果となりました。
富元選手もきっちりと5位入賞、さすが!おめでとうございます。
終わって表彰式とふれあいパーティ。
最後まで宮古島の自然と人の温かさにふれ合えるレースでした。
本日の機材。
後ろの海が最高にキレイ!今回、台風の影響もあり海に入るタイミングはなかったが、 今度は家族旅行で遊びに来たい。
ひとまず前半戦の大一番を最高の形で終了。
一旦休養して、また秋のツールドおきなわに向けて頑張っていこう。
とりあえず、山本くんおめでとう!!
山本選手