スペシャライズド S-WORKS TURBO RAPIDAIR 2BLISS READY インプレ
7~8年くらい前、チューブレスタイヤ出始めのタイミングでトライして雨の富士スピードウェイでグリップがまったく効かずに落車。それ以来ずっと敬遠してたチューブレスタイヤですが周りからかなり進歩したとの情報や、ホイール試乗会などでテストした事もあり食わず嫌いを解禁してついに購入しました。
■S-WORKS TURBO RAPIDAIR 2BLISS READY 26C
早速重量チェック。公称260g、平均するとなかなか優秀。チューブレス26サイズでこの重量だとまあまあ軽いほうの部類ですね。
今回装着ホイールはもちろんロヴァールクリンチャー。変更に際し純正バルブがなかなか↓の評判なのでチューブレスキットの定番、STANS NO TUBESの44mmバルブとハイト50mmに対応すべくシュワルベのバルブエクステンションをセット購入。他メーカーのバルブエクステンションだとねじ切りが無いのでチューブレスに重要なナットロックが出来ないので注意が必要。
リムテープ、シーラントも合わせてSTANSで。
最近いろんなメーカーからシーラントが出てますがよく分からないので安定のこちらをチョイス。リムテープは25mm幅。ロヴァールにはこの幅が必要なのでサイズには注意。
準備が整ったので早速作業開始。リムテープは念のため二重巻きしてバルブを上から貫通させて差し込んで装着。チューブレスタイヤは全般的にはめるのがやっかい、大丈夫かな?と思いきや素手オンリーでサクッとはめ込み完了。スペシャライズ同士なので当たり前ちゃあ、当たり前ですが、昔の苦労を知っているのでちょっと驚き。
そしてここからが本番。まずシーラント無しの状態でポンプで空気を入れてタイヤが上がるかどうか、やってみる。期待せずに空気を入れてみると、あら?っとすんなりビートがハマり指定MAXの7Barまで。スペシャだからだろうか?メーカー純正ってこんなに簡単なのね。その後、シーラントを注入してノントラブルで装着完了。ものの20分ほどで終わってしまいました。
装着後のタイヤ幅は26mm→28mm。
この前にコンチ5000CLの25cを付けていましたが同じくタイヤ幅は28mm。ロヴァールのリム幅だとこのくらいワイドになるのですね。
装着完了!!
■チーム練で実走インプレ
レース前日なので適度に軽め強度でスタート。
1stインプレッション、転がり感は以前試乗させてもらったコンチ5000TLほどの感動的な軽さはなし。海外のデータ的にもそのような数字なので感覚値としてもあってるのだろう。
グリップ感はコンチが固めなのに対し、RAPIDAIRはクリンチャーのTURBOと同じようなトレッドパターン、ゴム質なのでもっちり感。クリンチャーのTURBOもそうだったが、路面に食いつく感覚なので下りカーブとかはガンガン攻められそうな感じ。
コンチ5000TLと比較した違いとしては、登坂部分だろうか。実走翌日にJCRC群馬でのレースで使用したが、登りの感覚が圧倒的に軽った。やはりコンチTLに比べて40g軽いのが効いているのかな?コンチ5000TLも秀逸なタイヤだが、登り下りが多いレイアウトだとオールマイティさは RAPIDAIRかもしれない。
今のところパンクしてないので、耐パンク性はわかないけど。
もう少し距離を乗って耐パンク、消耗期間などの実用性を確かめてみる。